妊活中や妊娠中に薬は飲んでも大丈夫?間違えて飲んじゃった時はどうしたら良い?避けたほうが良い薬の種類を説明します

妊活中に風邪や引いてしまうことや、虫歯治療などで痛み止めを飲まないといけないことがあるかもしれません。

妊活中に風邪薬や痛み止めなどの薬を飲んでも問題ないのでしょうか?

もしくは、妊娠中だけど薬は飲んでいいのでしょうか?

今回は妊活中と妊娠中の薬の服用と、気をつけたい薬やワクチンについてご説明いたします!

妊活中に薬を飲んでも大丈夫?

結果から言えば、
妊活中はまだ妊娠していないので、風邪薬や胃腸薬などの薬を服用したり予防接種を受けても大丈夫ですよ!
ただし、妊娠は後で判明する事が大体なので事前に対処をしておきましょう!

多くの場合は、薬の服用をしても妊娠初期の胎児に影響はないので安心してください。

しかし、持病などで継続して薬を飲み続けないといけない場合は、妊活を始める前に主治医に相談しておくと安心です。

薬が赤ちゃんに影響を及ぼす時期

妊活を始めると、調べるうちに不安になることって多いですよね。
たとえば、まだ妊娠はしていないけど、妊娠に気づかずに薬を服用してしまったら、赤ちゃんに悪い影響があるんじゃないか・・・。

そう思うと、薬の服用や予防接種が心配になってきますよね。
結果から言えば、妊娠していなければ薬を服用したり、予防接種を受けても大丈夫ですよ!

しかし、妊娠は予想できないものです。
もし、「妊娠に気づかずに服用してしまったら」と考えると、不安ですよね。

それでは、赤ちゃんに薬の影響がある時期とはいつ頃なのか、ご説明いたします。

妊娠4~7週は注意が必要!

赤ちゃんの中枢神経をはじめとした、大切な器官が作られるのは、妊娠4~7週目です。
もちろん、妊娠8週目以降も薬の服用には十分気を付けなければいけません。

この時期、ホルモン剤やワルファリン、向精神薬などに含まれる「催奇形成のある成分」が、赤ちゃんの奇形を及ぼす危険性があります。

この催奇系成のある成分は、処方薬のほうがリスクが高まるため、持病などでどうしても服用しなければいけない場合は、妊活中であることを相談の上、妊娠が分かった際の服用の継続方法などを医師に確認しておくと安心です

ドラッグストアなどで売られている市販薬をうっかり飲んでしまうこともありますよね。

誰でも購入できる市販薬は、催奇形成の成分をほとんど含んでいません。
そのため、多くの場合は赤ちゃんへ悪い影響が起こる危険性は低いと言われています。

しかし、薬の取扱説明書には「妊娠中の方は服用しない」とあります。
少ないながらもリスクはあるため、妊娠したら薬の服用はなるべく控えたほうが無難と言えます。

妊活中に予防接種を受けても大丈夫?生ワクチンはNG

薬以外に、妊活中に未接種の予防接種を受けておこうと考えている人も多いと思います。

妊娠中に重大な感染症にかかると母子共に危険ですので、予防接種は積極的に受けておいたほうが安心です。

予防接種で使用するワクチンには、「生ワクチン」と「不活化ワクチン」の2種類があります。

「生ワクチン」の接種はやめましょう

日本産婦人科学会の『産婦人科診療ガイドライン』によると、「妊婦への生ワクチンの摂取は禁忌」とされていますが、「不活化ワクチン接種は可能」とされています。

生ワクチンを接種は、毒性を弱めた最近やウイルスを体内に注射することで、その病気にかかったのと同じ状況を作り出し免疫を作ることが出来ます。

毒性を弱めたとはいえ、生きたウイルスや最近を体内に直接入れるので、胎児に感染してしまうリスクがあるんです。

生ワクチンで予防出来る病気

  • BCG(結核ワクチン)
  • ポリオ
  • はしか
  • 風疹
  • おたふくかぜ
  • 水疱瘡
  • 黄熱 等

しかし不活化ワクチンは、ウイルスや最近の病原性なくし、免疫を付けるのに必用な成分だけを取り出してワクチンが作られいるため、妊娠中に摂取しても胎児へ感染することはありません。

風疹ワクチン

風疹ワクチンは生ワクチンのため、妊娠していた場合に胎児へ感染してしまう可能性があります。

風疹ワクチンを接種したことによる、「先天性風疹症候群」の子供が産まれた報告はありませんが、起こす可能性が全く無いわけではありません。

そのため、体内から風疹ウイルスが完全消滅するまで、風疹ワクチン接種後は2ヶ月間避妊しましょう。

不活化ワクチン

  • DPT(三種混合)/DT(2種混合)
  • 日本脳炎
  • A型・B型肺炎
  • インフルエンザ
  • HPV(ヒトパピローマウイルス)など

妊娠中は避けたい主な薬

日本産婦人科学会は、下記の薬が「妊娠にあたって是非とも避けたい薬剤」、もしくは「慎重に使いたい主な薬剤」として明記しています。

妊活中でも「妊娠したかも!」と思ったら、下記の薬の服用は避けるようにしたようが良いでしょう。

薬の種類 主な薬名など
抗菌薬、抗ウイルス薬 リバビリン
キニーネ等
抗高脂血症薬 プラバスタチン
シンバスタチン等
抗がん剤 全般
睡眠薬 フルラゼパム
トリアゾラム等
抗潰瘍薬 ミソプロストール等
抗凝固薬 ワーファリン等
ホルモン剤 女性ホルモン等
生ワクチン類 風疹ワクチン
おたふくワクチン等

非ステロイド性抗炎症薬

ボルタレンなどの強い鎮痛薬「非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)」は、アメリカで長期間服用したことで、一時的な不妊症になったという報告が相次ぎました。

そのため2001年4月に、厚生労働省は「NSAIDsの添付文章を改定するように」との通達を出しています。

この薬は、炎症や痛みを引き起こす「プロスタグランジン」という、局所で働くホルモンなどの物質の合成を阻害することで、炎症を沈めて鎮痛効果を発揮します。

その作用が、結果として卵胞が成熟しても排卵されないまま黄色体化する「無排卵」など不妊の症状を引き起こします。

そのため、妊活中はよほど耐えられない痛みで無い限り、非ステロイド系抗炎症薬の服用は控えたほうが良いでしょう。

免疫抑制剤などの抗がん剤

セルセプトなどの免疫抑制剤や抗がん剤には、胎児の奇形を引き起こす可能性が高いと報告されています。

服用を中止して時間が立っていても、6ヶ月間は避妊するようにしましょう。

サリドマイド・レナリドミドなどの骨髄腫の治療薬

骨髄腫の治療薬に使われる「サリドマイド」や「レナリドミド」などの薬には、男性の精子から女性に影響することが分かっています。

また、妊婦がサリドマイドを服用して胎児に奇形が生じた症例もあります。

これらの薬は男女ともに妊活中は控え、服用中止後も6ヶ月間は避妊するようにしましょう。

<妊娠中は慎重に使いたい主な薬>

薬の種類 主な薬名など
抗菌薬・抗ウイルス剤 アミノグリコシド系
テロラサイクリン系等
降圧剤 βブロッカー
ACE阻害剤等
抗けいれん剤 フェニトニン
バルプロ酸等
抗うつ剤 イミプラミン等
非ステロイド抗炎症薬 アセトアミノフェン
以外の抗炎症薬
抗精神薬 リチウム等
利尿剤 全般

妊娠に気づかず服用してしまった場合

妊活中は、いつ妊娠してもおかしくない状況ですので、ノートに薬を飲んだ日時と薬名を記載しておくと、妊娠が分かった時に具体的に医師に相談できます。

とは言っても多くの場合は、妊活中に妊娠に気づかずに薬を服用しても、赤ちゃんに悪い影響を及ぼすことはありませんので、安心してくださいね!

絶対にやめて欲しいのが、持病などで医師から処方されている薬を、勝手にやめてしまうことです。
病名や薬名によっては、薬を自己判断で中止することで、命に関わる場合があります。
必ず医師と薬の服用について相談しましょう!

まとめ

妊活中は妊娠しているわけではないので、基本的に薬の服用や予防接種などは問題ありません。

しかし、薬や予防接種の種類によっては、妊活中は控えたほうが良い場合もあります。

<妊活中は控えたほうが良い薬とワクチン>

  • 風疹やおたふくかぜ等の「生ワクチン」
  • ボルタレンなどの「非ステロイド系抗炎症薬」
  • 免疫抑制剤や抗がん剤
  • サリドマイドなどの「骨髄腫の治療薬」

妊活中の女性が服用する以外に、男性の精子を介して女性に影響することもあります。

妊活中は男女共にこれらの薬の服用やワクチンの接種に気をつけるようにしましょう!

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